日々、何かと忙しくて「返済日だった!」「引落し額をすっかり忘れてた!」ってこと、ありませんか。
連休が明けた後、預金残高が足りなくて、支払いの延滞になってしまうこともあります。
「引き落とし不能」に要注意!
クレジットカードやローンなどの引き落としは、通常、休日の翌営業日です。
●久ぶりに家族でお出かけをして、現金が足りなくなって数回払い出した。
●キャッシュレス決済のため、口座から資金をスイングした。
ついつい、いつもより多めに引き出してしまい、翌営業日の引落分が足りなくなってしまった……
返済や公共料金の利用料、保険料の支払い、つみたてNISAの資金など、連休明けにはさまざまな引き落としが重なるため注意が必要です。
返済の引落し処理はどうなっている?
引落先は預金口座の残高に応じて、引き落とし処理を行います。
ただし、企業により返済当日に複数回の処理をするところと、1回のみで終わるところもあり、まちまちなのです。
- 返済「前日(夜間)」の残高データで引落しを決定する
- 返済「当日の一定の時点」での残高データをもとに引落しを行う
上記のように、企業により取扱いが異なります。
そのため、残高が足りないと気づいた段階で口座に入金すれば間に合うケースもあれば、未払い扱いで「延滞」として処理する企業もあるのです。
返済の日にちを確認の上で、残高は充分残しておくようにしましょう。
引落し不能となったら
返済金については「引き落とし不能」「延滞」として記録されるため、注意が必要です。
- 公共料金
- クレジットカード利用分
- ローン返済金
とくにクレジットカード、ローン返済金については
◎引き落とし不能=信用情報への登録
となります。
残高不足で返済がされていないと分かったら、早めに返済先(クレジットカードの場合はカード会社)へ連絡して、支払いを行う旨を申告しましょう。
指定日に振り込んでおけば再度の引落し処理をしてくれるところもあれば、別途、延滞専用の振込先に振り込みが指定されるところもあります。
また、返済の遅れに応じた「遅延金」を求められる場合もあります。数日程度の延滞金であれば小銭程度の額に収まることがほとんどですが、いずれにしても早めに手を打つことが大切です。
レジャー中のお金の管理
久しぶりの旅行やレジャーが楽しくて、ついつい使いすぎてしまった!ということもあるでしょう。
お出掛前に、ちょっと対策しておくと安心です。
[1]現金は早めに引出し
現金はお出かけ前に早めに引き出しておく方が確実です。ATMは休前日の夕方など、非常に混雑しますので注意しましょう。
また、行楽先で医薬品を購入したり、病院を利用する可能性もあります。手元の現金は多めに持っておきましょう。
[2]電子マネー/クレカを利用
電子マネーやクレジットカード決済が可能な店舗では、キャッシュレスが便利です。
ただし、行楽地によっては飲食物を現金で購入するケースも多いと思います。お祭りやイベントで子ども達が欲しがるものを奮発して…というケースもあるでしょう。
慌てないよう、お出かけ前に残高を確認して現金を用意し、電子マネーは多めにチャージして、キャッシュレス可能な場所ではできるだけキャッシュレスで決済する方が良さそうです。
クレジットカードの利用枠
クレジットカードには利用枠がありますが、カード会社に連絡することで一時的に利用枠を増額することも可能です。
ただし連休中などは電話もサイトもつながりにくくなることがありますので、クレジットカードの利用明細等で事前に利用枠や連絡先を確認しておきましょう。
[注意]デビットカード決済=預金残高から即、支払い
デビット支払い対応のキャッシュカードは、預金口座から直接支払いをするサービスです。
つまり、【デビットカードの預金口座=クレジットカードの返済口座】の場合、預金残高に注意しなくてはなりません。
《デビットカード払い》
- 預金残高の範囲内かつ、1日の利用限度額の範囲内
この範囲内で利用できます。現金を介さず、直接預金口座の残高を支払いに充てる方法です。
デビットカードは使い慣れると便利なのですが、しかし口座の支払い予定までは考慮されていません。
手持ちの現金が足りなくて、「デビット払いを利用してみようか」と使ってみた後で、預金残高が不足していた、ということになるケースもあります。
お出かけの際、支払い方法は複数あった方が便利です。
デビットカードも1日の利用限度額があり、増枠も可能ですので、事前に契約内容を確認しておくと良いでしょう。