広告収益を守るために ads.txt をご使用ください
「要注意 – ads.txt ファイルが含まれていないサイトがあります。収益に重大な影響が出ないよう、この問題を今すぐ修正してください。」
はてなブログの利用者です。Googleからこんな警告のメールが届いてびっくり。でもどうしたらいいものか…。(そのままにしていました。)
まず、説明を見ても、「ドメインのルートレベルでホストします」と出てくるのですが意味が分からず。はてなブログ利用者として調べてみました。
この記事の内容は
- 「はてなブログ」利用者でGoogleアドセンスから[ads.txt]の警告メールが来た方
はてなブログ利用者に限定した内容となっています。
- 広告収益を守るために ads.txt をご使用ください
- Googleアドセンスから「警告」メール?!
- Googleアドセンスの[ヘルプ]ページ
- はてなブログ側のコメント
- はてなブログ利用者には「ads.txt」を配置する機能はない…ということに
Googleアドセンスから「警告」メール?!
届いたメールには『広告収益を守るために ads.txt をご使用ください』とのこと。
文中のリンクをたどり、ads.txt ファイルに記載される情報を開いてみると
ドメインに置かれている ads.txt ファイルで販売者のサイト運営者 ID が認定されていない場合、そのドメインではアド マネージャーを通じた収益化ができなくなり、Google からの広告配信が停止します。
収益に影響が出ないよう、収益化を希望する各サイトの ads.txt ファイルを更新して、サイト運営者 ID を含めることをおすすめします(アド マネージャーでの ads.txt の更新方法をご覧ください)。
拡張パートナー管理を使用する場合は、お客様のネットワーク パートナーにご相談のうえ、サイト運営者 ID を ads.txt ファイルに含めることをおすすめします。
危機感はありそうですが、やはりよく分かりません。
Googleアドセンスの[ヘルプ]ページを確認しました。
Googleアドセンスの[ヘルプ]ページ
ワードプレスと違って、はてなブログ利用者の場合はブログ管理会社のプラットフォーム上でブログを動かしています。
そのためアドセンスのヘルプページの以下の項目に該当するようです。
[6/16 更新] ads.txt につきまして - AdSense Community
4.ブログプラットフォームをつかっており、ルートドメイン直下に ads.txt を置けない/ルートドメインにアクセスできないルートドメインにアクセスできず、ads.txt をご導入できない場合、ブログの管理会社様にその他の導入方法があるかをお問い合わせいただけますようお願い申し上げます。現状では ads.txt の導入は強制ではございません。もしルートドメインにads.txt を置けない場合、アカウントの ads.txt のエラーを無視されても問題ございません。
つまり、『現状では ads.txt の導入は強制ではございません。』とのことです。
はてなブログ側のコメント
はてなブログ利用者の場合、プラットフォームを運営している「はてなブログ」の機能次第となる面があります。
はてブ側で以下のような説明を掲載してたので安心しました。
現在のところ、はてなが提供しているドメイン(*.hatenablog.com等)がドメインを設定しているブログかに関わらず、ads.txtを配信する機能は提供していません。
多くの方が利用されているGoogleAdSense.txtに関するヘルプにも記載してあります通り、ルートドメインにファイルを設置することができない場合はads.txtを設置する必要はありません。また、現時点でのAdSenseの仕様やその他の広告が配信されなくなるケースは極めて限定的と判断しています。
はてなブログが提供するドメインのルートドメインでも現在のところads.txtを設置する予定はありません。これはユーザー様のGoogleAdSenseの広告配信に影響を出さないための措置です。
つまり、はてなブログなどのプラットフォームを利用している場合は、ブログサービス側が[ads.txt]のサポート機能を提供しない限りは、利用者側で「ads.txt」を設置することはできないということになります。
また、はてなブログを利用して独自ドメインを使っている場合も、
ご自身でzone apex(ルートドメイン)にサーバを用意していただきads.txtを配信することで対応可能です。
ただし、この方法についてははてなでサポートすることができません。何卒ご了承ください。
とのことです。
はてなブログ利用者には「ads.txt」を配置する機能はない…ということに
結局、はてなブログ利用者の場合は、「ads.txt」のエラーをそのままにしてもOKということになるようです。
- ads.txt はGoogleが推奨している設定方法
- 現状では ads.txt の導入は強制ではない
- ルートドメインにads.txt を置けない場合、アカウントの ads.txt のエラーを無視しても問題なし
- はてなブログの場合、Googleアドセンスの[ads.txt警告]の対応機能は提供していない
- 各自で対応可能ではあるが、サポート対象外
とりあえず、このままエラー表示が付いた状態でも大丈夫だということが分かりました。