Eメール無呼吸症候群
メールしている時、気がつくと呼吸していなかった…
無呼吸が起きるのは寝ている時だけではありません。日中、自分の無呼吸に気がついたことはありませんか。
5年ほど前、アメリカで「Eメール無呼吸症候群(email apnea)」という造語がハフィントンポストから出されました。
医学用語ではなく、仕事中や緊張している状態の時に呼吸が浅くなったり止まったりする状態を指しています。
呼吸が低下すると
人が一日に呼吸する回数は約2万回といわれています。息を止めると苦しいはずなのに、気づかないうちに吸い込む量が減っているわけですね。
呼吸を忘れるくらい緊張が続く環境で過ごしていると交感神経が優位なままで、休みたい時間になってもリラックスできなくなるのです。
眠りたいのにしっかり眠れない、リラックスできるはずの入浴中も呼吸が浅くなってしまう。ストレスの悪循環ですね。
そのため自分の呼吸に気がついたら、意識して深呼吸。仕事が忙しい時ほどしっかり深呼吸すると良いのです。
呼吸を増やして大丈夫?
運動中なら分かるけれど、深呼吸をたくさんすると過呼吸になったりしない?と気づいた方もいるかも。
でも、現代人はもともと酸素不足傾向です。出産の時のように呼吸ばっかりしていても影響はないんですよね。
深呼吸を習慣にしていると副交感神経が働いてリラックスできます。夜眠りにつきやすいと翌朝スッキリしますよね。
睡眠をスマートウォッチで計ってみる方法もあります。
アラート機能を使うと、座りすぎ防止になります「スマートウォッチ」もおすすめ
腕時計タイプのスマートウォッチや活動量計でアラート機能を使えば、つい集中しすぎる時にもハッと気づくことができます。
下の記事で紹介しているスマートウォッチは、睡眠時間や睡眠の深さを計ることもできるので便利です。
メール受信通知も自分の腕だけにこっそり振動で教えてくれるので重宝しています。
スマホとBluetoothで連携してデータを保存してくれます。
もう半年ほど使っていますが、自分の睡眠をデータとしてグラフで見てみると面白いものだなあと思いました。
世界の酸素が減っている?
世界で緑の地域が減っている影響で、昔と比べて大気中の酸素濃度が数%減ったと言われています。
生活圏の空気は場所により違いがありますが、酸素は空気の約2割。窒素が78%、二酸化炭素が0.03%です。
ここ100年で比較すると酸素濃度は6%ほど減少しているという推計もありますので、空気中の20%の酸素の6%が減っている……1.2%くらい減少しているのでしょうか。
環境に加えて緊張やストレスで呼吸が低下しているなら、やはり現代人は慢性的な酸素不足ということになりますね。
呼吸力が上がる短時間エクササイズ
呼吸が低下しやすいなら、呼吸の力をアップさせてみましょう。1分間、呼吸に集中することで高める方法があります。
最初の段階では、
- 10秒でゆっくり息を吸う
- 次の10秒は息を止める
- それから10秒かけて吐き切る
まずは30秒してみます。次は吐く時間を20秒とか30秒にしてみましょう。ゆっくり吐くことで血行がぐっと良くなります。
肺周辺の呼吸筋を動かすと運動した時のようにポカポカしてきます。
呼吸しにくい時は
ゆっくり呼吸しにくいと感じたら、胸や肩のまわりの筋肉が凝っているのかもしれません。入浴中など身体が温まると呼吸しやすくなります。
また、横になると肩こりがあっても胸の筋肉を動かしやすくなるので、寝る時に深呼吸してみましょう。両腕を横に広げるとさらに呼吸しやすくなります。
《まとめ》空気をたっぷり吸い込もう!
私自身も酸素不足だと実感がありますので、この文章を書きながら深呼吸エクササイズを思い出して取り組んでいます。
充分な酸素はお肌にもいいですし、ストレス対策や血行の改善にもなりそうです。
寒い時期になると冷えも気になりますよね。酸素は無料!思い出した時にたっぷり深呼吸してみましょう。