目の疲れが気になる
長い時間、デスクワークや運転をしていると、目の疲れを感じることがあります。
手元を見ている状態からふと向こう側の壁を見た時、カレンダーの数字が見えにくかったり。
もしかして老眼…?と心配になりますが、目の疲労感は誰にでも起きるもの。
目周辺の筋肉が凝り固まっている時は、簡単なストレッチで老眼状態をスッキリさせてみましょう。
目のピント調節機能
ふと近くを見た時や、パッと遠くを見た時に、なんだか見えにくい……その感覚には目のピント調節機能が関わっています。
大人だけでなく、本を読んでいたりスマホばかり見ている子どもにも不調が出てくるものなのです。
簡単なストレッチで、ちょっとずつ違和感を解消していきましょう。
目の焦点を合わせる「毛様体筋」をゆっくり動かすことで、目周辺の緊張もほぐれてきます。
ピント調節ストレッチ
座ってできる手軽なストレッチです。
このストレッチはできれば裸眼でしてみてください。
《方法》
(1)片方の手の親指を目の前に立てて、爪の部分をじっと見つめましょう。
焦点が合うところで一度止まります。
(2)両目で爪を見つめながら、少しづつ指を遠ざけていきます。
(3)遠ざけながらピントが合わなくなった時は、少し位置を戻します。
ストレッチしていて目の負担を感じたらストップしましょう。
わずかな時間でも目がジーンとしてきたら効果のある証拠です。
日常生活で目の毛様体筋の運動なんてなかなかできません。
少しずつチャレンジしてみてください。
外出先でストレッチするには
人前でもできる目のストレッチがあります。
ちょっと離れた先の看板や時計、広告の文字などをじっくり見るようにしましょう。
目の焦点が合うとはっきり見える(はずの)物を意識的に見つめるようにするのです。
運転中にもできますし、目の疲労感もぐっと変わってきます。
目の栄養素
目の栄養として一般的なものにルテインやブルーベリーがありますね。
眼精疲労で困っている時期は、ビタミンAやビタミンB1・ビタミンB2も効いてきます。
疲労回復系の医薬品によく配合されている栄養素です。CMでもよく見かけますね。
また、視神経などの末しょう神経を回復させるビタミンEも効果があります。
ビタミンEは肩こりにも効きますので、できるだけビタミン類を摂取するようにしましょう。
子どもの目のことも対策を
目の近視化対策に適したクロセチン、ルテイン、ビルベリー配合のチュアブルです。
ブルーベリー味で食べやすい。
「葛根湯」が目の疲れに効く
葛根湯と言えば風邪に効くイメージで、肩コリにも効き、妊娠中のママも服用できる安心で手軽な漢方薬ですね。
この葛根湯が目の疲れにも適しているのです。
- 目が疲れている
- 頭も疲れて痛くなっている
- 首コリもある
- 目の充血がある
このような症状の時は利用してみましょう。
《注意点はある?》
葛根湯は、基本的に体力が低下していない人に適している漢方薬です。
風邪の場合も、こじらせる前の段階に飲むことがすすめられています。
そして目については、もし痛みが出てきたり気になる症状があったなら眼科の受診が一番です。
仕事があったり子育てで時間が取れなかったり受診も難しいものですが、診察してもらった方が安心です。
大切な目ですので思い切って受診してみましょう。