健診の時期ですね。私はノドの麻酔だけで胃カメラを受けるのが苦手です。胃の健診といえば
- バリウム飲んでレントゲン
- 口から胃カメラ
- 鼻から胃カメラ
- 全身麻酔で口から胃カメラ
という方法があります。
胃カメラ受けたいけれどバリウム飲むのも苦手なのです。口に固いマウスピースをつけて喉をグググっとカメラを通されていくのも苦手。鼻も…。
それで、全身麻酔の方法で実施している病院を探して受けてきました。
胃カメラ検査のメリット
胃カメラは粘膜の表面の状態を確認できる点がメリットでしょう。粘膜に異常があった場合にその場で組織採取できて、さっと検査に回してもらえます。当日の便のことを気にする必要もありません。
胃の調子に自信がない方は粘膜の表面を見てもらえる方法の方が良いと思います。そういう理由もあって胃カメラの方を希望しているわけです。
胃粘膜の組織採取って?
怖くありません。組織採取といっても荒れている部分を2ミリ程度、切り取るだけです。当日はコーヒーを含めて刺激物を控えるように指示されます。後日になりますが、検査結果がはっきり分かりますので逆に安心だと思います。
全身麻酔の方法って?
胃カメラ全麻式の手順はこのような感じ。
- 荷物をロッカーへ
- 血圧を測って、胃酸を抑える薬を飲んで横になる
- マウスピースを付けて、点滴で麻酔
- 30分程度で起こされ、ああ終わったのかと気づく。
- まだふらつきがあるため患者待機ベッドに移動して、しばらく横になる。
- 検査から1時間程度で起き、医師の説明
- 待合室でノンビリ
- 検査から2時間経過で飲食物OK
麻酔で胃カメラするときの費用は?
一般的な口からの胃カメラの場合、大手病院のサイトによると
胃カメラ(胃内視鏡)(上部消化管内視鏡検査)だけであれば、6,000円くらい。切除すると10,000円~20,000円くらいです。
一般的な方法でもこのくらいの金額のようです。今回の全身麻酔の方法でも8,000円以内に収まりましたので、実施施設に限りはありますが、料金としてはそれほど差がないようです。
注意点とデメリット
注意点として、
- 当日は車の運転ができない
- 飲食は検査終了後、2時間経過してから
- 組織採取された場合、当日はコーヒーを含めて刺激物の飲食禁止
注意点は経口・経鼻での検査の場合と同じになっています。また、麻酔の影響が大きいため、運転等の制限は厳しくなっています。
デメリットとしては、
- 検診に時間がかかるため集団検診の時期は予約を入れにくい
- 実施している医療機関が限られている
このような点でしょうか。
胃カメラ全般が苦手な人!
胃カメラ全般が苦手だ、全身麻酔もダメ!という場合、医療機関によっては「ABC検診」という胃の健康度チェックを実施しているところもあります。バリウムや胃カメラではなく、血液検査で胃の健康度を調べる方法です。
ABC検診って?
胃がんそのものを見つけ出す検査ではありませんが、ABC検診では血液により胃の健康度を調べる方法です。
- 血液から判断できる「ピロリ菌」抗体の存在
- 胃の炎症や萎縮の度合い…「血清ペプシノーゲン」で測定
この2つのかけ合わせで胃がんリスクや胃の健康度をチェックします。
自宅でチェック!胃がんリスク
胃がんリスクを郵送でチェックする方法もあります。近隣にABC検診を実施している医療機関が少ない場合は通販で検査してみるのも良さそうです。
さいごに
実際には胃が健康な人も、バリウム検査や胃カメラをみんなで受診しています。簡単なチェック方法で、胃が健康な状態なのか、そうでないのかだけでも判別できていれば、詳しい検査が必要なのかどうかが分かって便利ですね。